出会いというあやふやな鼓動
相応の痛み
位置付けてもなお治まらない不穏な静寂
君から得た消えない白夜の壁
笑うように冷たく離れ行く人は盲目を教え
見えぬ物を求め溺れる私を悟し
息苦しく去り行く姿に
問う心は切ないと唇は震えて
ときに君が一言だけ告げたあの春先の
窓辺はいつもどおりの風に花模様
せめて綴った想いの影に私を置いてください
今痛むのは体だけでいい
例えるのならあまめきを激しく包むように私を縛り付ける
孤独の深さ
望む声が途切れ紛れてゆく
あの青色の煙草の煙に乗せて雲に解けてゆく
せめて捨てた想いの影に私を置いてください
今痛むのは体だけでいい
Copyright(C)平成二十五年 踊り子レコーズ 花純月-かすみづき- All rights reserved.